古物商許可申請の流れ

今回は、古物商申請の流れと期間の目安を確認します。

 

申請から古物商許可証の交付までは土日を除き、およそ40日程度かかります。

また、申請には19,000円の手数料が必要です。手数料を納付するタイミングは管轄の警察署によって異なるため、心配な場合はあらかじめ問い合わせておきましょう。また、申請手数料のほかに、住民票や営業所として使用する建物の登記事項証明書などの添付書類を発行する際にも手数料がかかります。

 

1.申請書類の準備

古物商申請を行うにあたって、所定の申請書のほかに、別途提出を求められる添付書類があります。また、個人による申請か、法人による申請かによって必要書類が異なります。
必要書類リストを配布している警察署もあるので、その場合はリストを参照することをおすすめします。

2.管轄の警察署で申請手続きを行う

申請書類の一式が揃ったら、営業所を管轄する警察署で申請手続きを行います。事前連絡なしでも申請はできますが、提出書類の不足や記入内容の不備が発生したり、担当者が不在にしていたりする可能性を考慮し、事前に問い合わせて提出の予約をしておくほうが安心です。
土日祝日は閉庁日なので申請ができません。平日に行けない場合は、家族に持って行ってもらうか、行政書士に依頼をしましょう。

提出書類は、作成日付が申請日から3ヶ月以内でなければいけません。せっかく用意した申請書が無効とされないように、書類一式が揃った段階で、早めに手続きを行うことをおすすめします。

そのほかの持ち物についても、念のため申請前に確認してください。都道府県によっては、追加の添付書類が必要になるケースがあります。

また、提出書類は、原本と二通の写しを用意しておきましょう。原本と写し一通は提出用、もう一通の写しは自分で保管しておくためのものです。許可証には申請品目が記載されないため、申請書の控えを持っていると、後々確認がしやすくなります。

 

3.都道府県公安委員会による審査

申請書が受理されたあと、審査期間は土日を除く40日程度です。場合によっては2ヶ月ほどかかる可能性があるため、余裕をもって申請してください。

 

4.古物商許可証の交付

審査が完了したら、警察署から連絡があり、古物商許可証が交付されます。許可証は管轄の警察署まで受け取りに行く必要があります。

 

・法人代表者印※法人代表者が受け取る場合のみ

認印

・運転免許証などの身分証

・委任状※法人代表者以外が受け取る場合に必要